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鴨川の里山に暮らす様になって10年が過ぎた頃から、目の前にある自然や日々の暮らしを、只ただ描いてみたいと思う様になった。それまでは、目には見えないが感じられるものまで描きたいと思い続けて来たが、圧倒的な自然の中で暮らしていると、今まで内面に求めていた命の存在が、風景を描くだけで表せるのではないかと思う様になって来たのだ。この絵は、そう言った想いが初めて満足いく形になった、僕にとって記念すべき作品だ。絵本作品「なつみかんのきのはなし」の元になった絵でもある。長く手元に置いていろいろな展覧会に出品しようと思ていたのに、初めに出した展覧会で売れてしまった!幸い、親しい方が買ってくださったので、ここぞ!という展覧会には、貸し出していただいている。この絵の前で泣いてくれた人が何人かいる。絵描き冥利に尽きる。ありがとう。