20080602

土男(Tsuchiotoko 1998)


僕は太陽の絵を描いたら月の絵も描くといった様に、陰陽対になる制作をすることが多い。そうしないと何か落ち着かないのだ。土男は地母に対する絵として描かれたが、地母が神様レベル(Mother Earthそのもの)なのに対して土男は小さな精霊だ。僕の偏った男女観が現れているのだろうか?
自然農法家・川口由一さんの「根は土の中にのびるのではなく、土と土の間にのびる。」という言葉にインスパイアされた。土男は根と根の間、土と土の間に存在する精霊なのだ。