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「生態系の環」同様、毎年6月に長野県駒ケ根市で開催される「くらふてぃあ・杜の市」でライブペインティングで描いた100号の絵だ。もう10年以上続いている「くらふてぃあ」で行っているライブペインティングは、2日間かけて描いているので、ライブと言っても公開制作に近い。この年は「くらふてぃあ」に合わせて飯田市のアートハウスというギャラリーカフェで個展を開催したので、伊那谷に2週間近く逗留した。タイトルの「ウレシパモシリ」は、アイヌの言葉で「全ての生命が調和している状態」を表しているそうで、逗留中お世話になった友人に教えてもらった。この言葉を聞いた時、僕が描きたい世界はまさにそれだ!と感じ、この絵のタイトルとした。
描かれている動物たち、猪、鹿、フクロウ、鷹は、自宅のまわりに棲んでいる身近な生き物たちだ。どんなに空想的な作品に見えても、自分の体験にないものは描けない。体験のないモチーフには血肉が通わない。