![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEimsfibV3KxTHWGPxv6fXkVT9jM2g5Dj-iHACGaazRSYo0RsVEtJA217WgqZ_4KT-xwJU5Q2ajwWvIoblAre0ee6llfqIAiOjAo0Ei7sDMPgWvVP9zcFdR7W8o3lJo1ldso3aIqZgxYNk8/s400/%25E6%2595%25AC%25E6%2584%258F-2.jpg)
そんな思いが募り2010年2月に、久々に引き蘢って2週間かけて描いた絵だ。モデリングペーストを使って木の幹のマチエールを作ったり、暗がりに生えているアオキの実や、地面に這う冬苺の実を一個一個丹念に描いた。同じ技法で描いた「大地の唄」「森の子供」に連なる絵だ。
この絵を描くにあたって、インスピレーションの元となった風景が2つある。ひとつは僕が暮らす、アートガーデン・コヅカの活動の場である鴨川の里山。もうひとつは15年以上前に訪れた、カリフォルニアのレッドウッドの森。直径5mを超す巨木が当たり前にある森の中を歩いていると、神聖な気持ちになる。遺伝子のどこかに眠っている、縄文の森の記憶が蘇る。